パソコンを選ぶ時の重要な点は以下の2つです。
・パソコンで行いたいことをハッキリさせる。
・仕様諸元を見れるようになる
1つ目の「パソコンで行いたいことをハッキリさせる」とは、自分がそのパソコンで何をしたいのかを明確にすることです。
例えば、私がノートパソコンで行いたいことを書き出すと、
・「動画が見たい」
・「プログラムを作成したい」
・「インターネットをしたい」
・「3Dゲームがしたい」
・「 持ち運びを楽にしたい」
等が浮かびます。
その条件を一つずつ見ていき、「これを行うにはこれくらいの機能が必要だな」というのを絞り込んでいきます。
例えば「動画が見たい」場合、パソコンに必要なスペックは
・動画が再生できるだけのグラフィック機能
・音がきれいに再生されるためのステレオ機能
が必要になります。
2つ目の「プログラムを作成したい」場合は、
・プログラムコードがある程度見渡せるような画面解像度
・開発環境が快適に動作するハードウェア環境
3つ目の「インターネットをしたい」場合は、
・ 無線LAN、あるいはLAN
4つ目の「3Dゲームがしたい」場合は、
・3Dゲームが快適に動作するだけのグラフィック機能、CPU性能
5つ目の「 持ち運びを楽にしたい」場合は、
・持ち運びが楽に行える重量
・カバンに入れやすい厚さ
・強度
と条件を絞ることが出来ます。
こうして絞り込んだ条件をメモ帳などに書き出しておくのがいいと思います。
そして、上記で挙げた条件をクリアするパソコンを探していきます。
こうする事により、買った後から「こんな筈ではなかった」ということが無くなります。
初心者の場合、まず店頭でパンフレットを幾つかもらってきて、それぞれの注目機能の所を見比べてしまいがちです。 ただ、最初にそうすると注目機能ばかりに目が行き、実際家で使用する時の使用状況全体が想像しずらい為、「これは出来たけどこれは出来ない」ということが起こりえます。
そのため、まずは自分がそのパソコンで何をしたいのか、家あるいは会社でどのような使用方法が必要かを考えてからパンフレットなどをもらいに行った方がよいと思います。
2つ目の、「仕様諸元を見れるようになる」とは、パンフレットなどの最後の方に掲載されている「仕様諸元」の見方を覚えることです。
「仕様諸元」には、パンフレットの注目機能には載っていない、そのパソコンが出来る実際の能力が掲載されています。
例えば、「動画の再生には強いが、重量が重い」ノートパソコンがあったとします。
こういうパソコンのパンフレットには、注目機能として動画再生が掲載されますが、デメリットである重量は注目機能のページには掲載されません。
やはりパソコンメーカーも商売ですから、デメリットはあまり表に出したくないものです。
しかし仕様諸元には書かなくてはなりません。
こういうメーカーの思惑なしに確認できるのが「仕様諸元」です。
この仕様諸元をみながら、「パソコンで行いたいことをハッキリさせる」で絞った条件を見比べていきます。
例えば、「動画が再生できるだけのグラフィック機能」を確認する場合は、仕様諸元の「グラフィック機能」を確認すれば分かりますし、「プログラムコードがある程度見渡せるような画面解像度」を確認する場合は、仕様諸元の「解像度」を確認すれば分かります。
このようにして、条件全て、あるいはほぼ一致したパソコンを絞り込むわけです。
私の場合、パンフレットをもらいまず確認するのは、「仕様諸元」です。
仕様諸元で条件と大幅に異なる場合は、注目機能のページすら見ません。
それは、本来自分が行いたいことが満たされないパソコンで注目機能を見ても、そのパソコンではトータルで満足できないからです。
上記に長々と記述しましたが、それだけ「仕様諸元」は重要なものです。
「仕様諸元」はメリットもデメリットも表示されますので 「仕様諸元」が細かく記述してあるメーカーはそれだけ親切なメーカーだとも言えます。逆に仕様諸元がスカスカなメーカーは注意した方がいいかもしれません。
以上の事を行うと、パソコンが数種類に絞られるはずです。
後は、好みのメーカーとか好みのデザイン、注目機能などで選んでも問題ありません。
すでに自分の想定しているやりたい事をクリアしているのですから、とれを選んでも大失敗という事はないはずです。
「後からやりたいことが増えた」という事もありますが、それはどのパソコンを選択しても起こりえるので、そればかりはどうにもなりませんが、最低限の条件さえ選択し間違えなければ後悔はしないと思います。
あと、パソコンの使用状況によって、条件を変更することも必要です。
例えば、「動画を快適に再生したい」という希望があったとします。
しかし、動画というのはきれいに表示するために日々スペックアップしています。
現状できれいに表示できるグラフィック能力でも、数年後には動画の再生スペックが上がっていて正しく再生できない、という事も考えられます。
このようにある程度先のことを見越して余裕あるスペックのパソコンを選択するという事も時には必要です。
パソコンで何が出来るかも分からないよーという方は、上記で説明した方法は難しいと思います。その場合は、まずパソコンを覚える必要がありますので、サポートがしっかりしていて壊れにくいといわれるメーカーのパソコンをお勧めします。
そして、機能的に後悔できるくらいパソコンを覚えるというのも最初としてはいい事かもしれません。
以上が私の考える「失敗しないパソコンの選択方法」です。
仕様諸元の見方は「仕様諸元の見方」ページに記載しました。
興味のある方はぜひ参考にしてください。